2016年

8月

05日

近刊:さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について

■読書犬ブックの評価

 

タイトル:★★★★☆

著者実績:★★★★☆

評価予想:★★★★☆

 

■アマゾンの内容紹介より

 

インターネットが消える前に

 およそ半世紀前に産声をあげたインターネット。その進化は社会、経済、文化、時間、人、あらゆるものを変化させた。
しかし常時接続、無線接続、IoTのなかでその姿は見えなくなり、自由と可能性に満ちた「世界」は、むしろ閉ざされつつあると家入氏は警告する。
パソコン通信からSNSを経由し、サーバー事業やプラットフォーム事業、さらに都知事選まで、ネットに人生を捧げてきた氏は、なぜ今その「世界」に別れを告げるのか?
果たしてこれから先にやってくる「世界」の姿とは? これは、その「輪郭」を取り戻すための思想の旅。


出版社からのコメント

起業家、実業家、そして活動家など、いくつもの顔を持つ、著者の家入さん。家入さんと聞けば、「IT」「インターネット」を連想される方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かにその経歴をたどれば、いじめに遭い、ひきこもっていた中2のある日、パソコン通信と出会えたことで、人生に光を見出すことができたそう。そして藝大への進学をあきらめて、携わったシステム開発やDTP、そして自らサーバー事業を立ち上げて、当時最年少でジャスダック上場を果たしました。さらには初の"ネット選挙"となった都知事選出馬を経て、いまもクラウドファンディング事業などに邁進するその人生は、「インターネットと不可分」といっても過言ではないでしょう。

しかし、たどりついた現在。家入さんは「ぼくらはインターネットと別れを告げるべきところまで進んでいるのかもしれない」と言います。それは常時接続、無線接続、そしてIoTを実現してきた結果、もはや「空気」のように見えなくなったインターネットが、かつてのように自由や創造性にあふれて、ときに弱い者をやさしく包む「聖域」のような存在から、むしろ狭い世界へ私たちを閉じ込めようとする、陰鬱なものへとなりつつあるから。そして現実の世界で強い力を持つ人の声が、やはりインターネットの世界でも力を持ち、行き過ぎたつながりの結果、お互いを見張りあうような息苦しさが蔓延していることに、強い危機意識を感じているからです。

だから今こそ、消えかけたインターネットの「輪郭」を取り戻す旅へと出かけませんか? これまで社会や文化、経済、そして時間や空間、そして人の姿まで変えてきたインターネット。その輪郭をたどること、そしてその未来像を探求することは、きっとあなた自身の未来の姿を見出す試みにもなるはず。さあ、あなたも一緒に。

 

■著者について

 

家入一真(いえいり・かずま)
1978年、福岡県生まれ。活動家。いじめがきっかけで高校を中退後、ひきこもりに。就職後も対人関係に悩み「誰も会わずに仕事がしたい」と起業を決意。2001年、自宅で「ロリポップ! レンタルサーバ」をリリース。2003年に株式会社paperboy&co.を創業。2008年最年少でJASDAQ市場へ上場。退任後は「CAMPFIRE」「BASE」などのウェブサービスを立ち上げ、取締役に就任。渋谷「ON THE CORNER」などのカフェ運営も。悩める若者の立場に立ち、現代の駆け込み寺「リバ邸」などを精力的に展開。2014年東京都知事選挙へ出馬し主要候補に次ぎ88,936票を得る。著書に『こんな僕でも社長になれた(イーストプレス刊)』『お金が教えてくれること(大和書房刊)』『もっと自由に働きたい(ディスカバー21刊)』など。

 

■目次


はじめに
 インターネットが「ハサミ」?/小さな世界の大きな価値/じゃあインターネットとぼくらはどこへ向かうんだろう

 

前章 インターネットが消える前に
 インターネットという言葉の意味が変わった/無意識のネット接続/輪郭を失うことによるリスク/インターネットは最初に儀式を失った/そして「輪郭」を失ったインターネット

 

第一章 やさしかったその世界─ユーザーからプラットフォーマーになるまで
 ぼくは確かにインターネットに救われた/やさしかった小さな世界/つながりたいことの可視化/「破壊の道具」や「逃げ込める先」としての期待/爆発し始めた自己表現/現実世界を侵食するインターネット/信じるに足る世界は確かに存在した

 

第二章 さよならインターネット─その輪郭を喪失するまで
「Web2・0」で決壊が始まった/ギークのためのインターネットの終わり/現実と同じ「つながり」をもたらすSNS/「Web2・0」の向こう側に姿を現したもの/即物的で現実的な期待の中で/ソーシャルゲームに参入しなかった理由

 

第三章 輪郭が失われた世界─まだそこは信頼に足るものだったのか
終わりの始まり/クラウドファンディングという光/輪郭が溶けたことによるポジティブな側面/「個人」の再発見/政治とインターネット/そして余る「時間」/インターネットの輪郭をつかまえる

 

第四章 インターネットは「社会」の何を変えたか
 インターネットは何を変えて、変えなかったのか
社会
インターネットの世界はむしろ縮小している/祭りの場すら閉ざされる/インターネットに怯える人々/警備員だらけの相互監視社会/パノプティコン化したインターネット/シェア、フラット、フリー
文化
あふれる表現者と不足する鑑賞者/無理強いされた表現としての「批評」/「欲しがらない名無しさん」から「欲しがる名無しさん」へ/かつての「匿名性」は奥ゆかしさをもたらしてくれた/目出し帽を被る覚悟
経済
インターネットがポジティブな変化をもたらした分野/激減したコミュニケーション・コストがもたらしたこと/進む「CtoC」と「シェア」/コピーできるものにお金は集まらない/お金に生まれた新しい価値/善意も炎上する

 

第五章 インターネットは「私たち」の何を変えたか
時間
 誰もが別の時間を歩み始めた/細切れになった時間/常に「オン」の弊害
空間
 不幸な伝言ゲームが蔓延した/あえて伝言ゲームをしたがる人たちの登場/サードプレイスの登場

 人の価値はポイントで決まる/「装置」になりたい人/人は「概念」にもなれる/あなたの友達はネットが選ぶ/変わる家族の意味

 

第六章 ぼくらはインターネットの輪郭を取り戻せるのだろうか
 インターネットの輪郭を取り戻すということ/分断された世界の外へ向かおう/エクスターネット的/Six degrees の外に行こう/世界を強制的に変えてみよう/書店に行こう/プラットフォーマーになろう

 など

 

 読書犬ブックの成功法則

1.本物のビジネス書を読む

2.記憶に貼り付ける

3.素直に実行する

 

 

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