「バカな」と「なるほど」 吉原 英樹 PHP研究所 2014-08-12 売り上げランキング : 17902 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■読書犬ブックの評価
タイトル:★★★★☆
著者実績:★★★★☆
評価予想:★★★★☆
■アマゾンの内容紹介より
『ストーリーとしての競争戦略』著者の楠木建氏が、自著の中で「僕の思考にある日突然、何の前振りもなく絶大な影響を与えた一冊」と絶賛。しかし、1988年発刊ですでに絶版になっていたため、入手するのが難しかった“経営戦略論の名著"を復刊。
成功している企業について研究してみると、戦略、組織、人事、工場マネジメント、マーケティングなど経営の仕方が、一見したところ非常識と思えることが少なくない。「そんなバカな」と思わずいいたくなる。ところが、経営者や実務担当者から説明を受けると、理屈が通っており、「なるほど」と納得せざるをえない──
そんな、「バカな」と「なるほど」の二つの特徴を同時にもつ28社の成功事例を、本書では紹介している。
事例に古さはあるが、本書で述べられている「経営成功のキーファクター」は、今こそ真剣に学び、頭に入れておかなければいけないものばかりである。
競合他社との差別化に苦心している経営者・ビジネスパーソンにぜひとも読んでいただきたい一冊。
「ある日突然何の前触れもなく、僕の目を開かせてくれた『バカなる』の復刊を心から嬉しく思う。はじめは本棚の隅にあった『バカなる』だが、この十年間は僕の仕事場の机のすぐ近く、いちばん手にとりやすい場所にいつも置いてある。繰り返し読み込んだため、ボロボロである。新装なった『バカなる』を改めて読むのを楽しみにしている」(「復刊によせて(楠木建氏)」より)
■著者について
神戸大学名誉教授