ビジネス・フォー・パンクス Business for Punks ルールを破り熱狂を生むマーケティング ジェームズ・ワット 楠木 建(解説) 日経BP社 2016-09-01 売り上げランキング : 168 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■読書犬ブックの評価
タイトル:★★★★☆
著者実績:★★★★☆
評価予想:★★★★☆
■アマゾンの内容紹介より
これほど僕の喜びのツボを押しまくりやがってくる本は滅多にない。
――楠木建(解説より)
2007年に約300万円で始めたクラフトビールの会社が、
わずか7年で売上70億円を超える急成長を遂げる。
熱狂的なファンを世界中でどうやって獲得したのか?
どうやってクラウドファンディングで20億円も集めたのか?
スコットランド発祥のBrewDogの奇跡のマーケティングを、創業者本人が語る!
BrewDog(ブリュードッグ)の経営の根幹は、"パンクの哲学"にある。
・始めるのはビジネスじゃない。革命戦争だ
・人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ
・事業計画なんか時間の無駄だ
・嫌われ者になれ
・永遠に青二才でいろ
・すべてがマーケティングだ
・顧客ではなく、ファンをつくれ
――著者の熱い言葉に加え、ジョニー・ラモーン、マルコム・マクラーレン、
カート・コバーンら、パンクの伝説をつくった先人たちの言葉も収録。
■著者について
ジェームズ・ワット James Watt
イギリスで最も飲まれているクラフトビール「BrewDog(ブリュードッグ)」の共同創業者。2007年にマーティン・ディッキー(および犬1匹)とともに創業。イギリスでクラフトビールブームの先がけとなる。
その後、瞬く間に世界進出を果たし、その経営手腕や社内文化が注目を集める。2010年、スコットランド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーを最年少で受賞。
2014年、グレート・ブリティッシュ・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー受賞。
楠木建(くすのき・けん) 解説
一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。1964年東京都生まれ。92年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。一橋大学商学部助教授・同イノベーション研究センター助教授などを経て、2010年より現職。
専攻は競争戦略とイノベーション。著書に、『ストーリーとしての競争戦略』『「好き嫌い」と経営』『「好き嫌い」と才能』(東洋経済新報社)、
『好きなようにしてください』(ダイヤモンド社)、『経営センスの論理』(新潮新書)、『戦略読書日記』(プレジデント社)など。
高取芳彦(たかとり・よしひこ) 翻訳
1982 年、神奈川県生まれ。ニュース記事を中心に翻訳・編集を手がける。訳書に『TEAM OF TEAMS(チーム・オブ・チームズ)』(日経BP社)がある。
■目次
プロローグ さあ、世界を変えてやろう
1章 戦う自由人のための起業論
2章 未来を見る反逆者のための財務論
3章 迷える子羊のためのマーケティング論
4章 新時代の破滅的パンクのためのセールス論
5章 野望に燃える海賊船長のためのチームビルディング
6章 ひたむきな自由人のための時空論
7章 パンク起業家の頭の中
結論 すべてはゲームだ
解説 楠木建(一橋大学教授)