0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる スティーヴン・レヴィット スティーヴン・ダブナー 櫻井祐子 ダイヤモンド社 2015-02-14 売り上げランキング : 86819 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■読書犬ブックの評価
タイトル:★★★☆☆
著者実績:★★★★☆
評価予想:★★★★☆
■アマゾンの内容紹介より
これが「世界一読まれている思考法の本」!
世界でシリーズ750万部を超え、本国アメリカだけでも初版50万部という
超異例の部数で刊行されて大きな話題となっている一冊がついに上陸!
「ワールドカップでPKをどの方向に蹴るか」のような答えの見えにくい問題も、
「仕事をやめるか」「恋人と別れるか」のような身近な問題も、
「国家の公共政策」のような難題も、何でもバイアスをゼロにして考えることで、
一気に合理的な「答え」を出せるという、驚くべき「思考法」を展開する。
著者のひとりスティーヴン・レヴィットは、ノーベル経済学賞の先行指標と言われる
「ジョン・ベイツ・クラーク賞」を受賞している実力派経済学者であり、
ノーベル賞受賞者を続々と輩出し、世界一の経済学を誇るシカゴ大の現役教授。
アカデミズムの世界でここまでのキャリアを持つ現役の経済学者が
これほどあけすけに「ノウハウ」を語ることは極めて稀だ。
世界でいま最も注目すべき「鬼才」教授の渾身作!
著者によると、普通ひとは、つねに脳にしみついている
何らかの偏見や既成観念などのノイズを通して思考しているという。
しかし、そんなバイアスから解放されて、問題にゼロベースで対峙することで、
核心に切り込み、ズバリと問題解決することができる。
・「わかりきったこと」にゼロベースで向き合う
・「PKを蹴る方向」も合理的に決められる
・こうしてあなたは「知っている」と思い込む
・誰も考えない「小さな問題」を考える
・「ゲームのルール」を書き換える
世界でいま最も注目すべき気鋭の経済学者が、
すごい「答え」を次々と見つけだせる秘密を惜しげもなく
公開した本書、何をおいてもぜひ読んでほしい一冊だ。
■著者について
スティーヴン・レヴィット(Steven D. Levitt)
シカゴ大学経済学部教授。ハーバード大学(経済学)を最優等で卒業後、MITで経済学のPh.D.取得。94年から97年までハーバード大学のエリート研究者養成制度ソサエティ・オブ・フェローズのジュニア・フェローに選出。03年、ノーベル経済学賞の登竜門と言われるジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。04年よりシカゴ大学ベッカー・フリードマン研究所ディレクターを兼務。06年、タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選出。09年、ノーベル経済学賞を受賞した故ゲーリー・ベッカー、ダニエル・カーネマンらとTGGグループを設立。スティーヴン・ダブナーとの共著に、世界的ベストセラー『ヤバい経済学』『超ヤバい経済学』(ともに望月衛訳、東洋経済新報社)がある。
スティーヴン・ダブナー(Stephen J. Dubner)
コロンビア大学でMFAを取得。同大学で教鞭を執った後、ジャーナリストに。NYタイムズ誌、ニューヨーカー誌、タイム誌ほかさまざまなメディアで執筆を行う。著作にレヴィットとの共著の他、『さまよえる魂』(未邦訳)などがある。
櫻井祐子
京都大学経済学部経済学科卒。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学で経営修士号を取得。訳書に、『選択の科学』(文藝春秋)、『イノベーション・オブ・ライフ』(翔泳社)、『100年予測』(早川書房)、『第五の権力』(ダイヤモンド社)など多数。
■目次
第1章 何でもゼロベースで考える――バイアスをゼロにしてアプローチする思考法
第2章 世界でいちばん言いづらい言葉――「知らない」を言えれば、合理的に考えられる
第3章 あなたが解決したい問題は何?――問題設定を変えて、すごい答えを見つける
第4章 真実はいつもルーツにある――ここまでさかのぼって根本原因を考える
第5章 子どものように考える――「わかりきったこと」にゼロベースで向き合う
第6章 赤ちゃんにお菓子を与えるように――地球はインセンティブで回っている
第6章 赤ちゃんにお菓子を与えるように――地球はインセンティブで回っている
第7章 ソロモン王とデイビッド・リー・ロスの共通点は何か?――庭に雑草を引っこ抜かせる方法
第8章 聞く耳をもたない人を説得するには?――その話し方では100年かけても人は動かない
第9章 やめる――人生を「コイン投げ」で決める正確なやり方