逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密 (ダビデとゴリアテ) マルコム・グラッドウェル 藤井 留美 講談社 2014-09-02 売り上げランキング : 498 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■読書犬ブックの評価
タイトル:★★★★☆
著者実績:★★★★☆
評価予想:★★★★★
■アマゾンの内容紹介より
まったく無名の女子高校バスケットボールチームが州大会で優勝したのはなぜか?
二流大学の優秀な学生が、一流大学のそこその学生よりも
優れているのはなぜか?
弱い立場の者が絶対的強者に勝つ方法とは?
小よく大を制す、その科学的方法論とは?
弱小チームでも、貧しくても、二流大学卒でも、「勝利の方程式」は必ず存在する!
『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある』、『アウトライアーズ』(邦題『天才!』)のグラッドウェルが、3年に及ぶ研究から徹底的に分析する!
ふつうの人間が巨人と戦うにはどうすればいいか――それが本書のテーマだ。「巨人」とは圧倒的に強い敵のこと。軍隊や戦士だけでなく、障害・不運・抑圧といったことも含まれる。この本では一章でひとりの人物を取りあげる。有名人もいれば無名の人もいるし、凡人もいれば才人もいるが、共通するのは手に余る挑戦に直面し、それを乗りきらなくてはならなかったこと。(中略)
巨人の実像は、私たちが思っているようなものではない。彼らはその強大な力ゆえに、致命的な弱点も持っている。(中略)新しい扉が開いてチャンスが訪れ、学びと悟りを得ることができる。ふつうならぜったいありえないことが実現可能になる。だとすれば、巨人に立ち向かうための良質な指南書がぜひともほしい。(本書 プロローグより)
■著者について
マルコム・グラッドウェル
1963年イギリス生まれ。
カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。
『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。邦訳には『天才!』『ニューヨーカー傑作選』ほかがある。
ある製品やメッセージが突然、爆発的に売れたり広まったりする仕組みを膨大な調査とユニークなフレームワークによって解き明かした最初の著書『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』)、人間は、長時間考えてたどり着いた結論よりも、最初の直感やひらめきによって、物事の本質を見抜くという仮説を検証した2冊めの著書『ブリンク』(邦題『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』)は、いずれも世界で200万部を超える大ベストセラーになっている。